2009年1月の記事一覧

インプラント治療の流れ

①初診・精密検査
患者さんの歯の悩みやどのように歯を失って、インプラントでどのような回復をしたいかなどをお聞きします。 レントゲンの解析やかみ合わせ検査、口腔内写真などを行い、インプラント治療ができるか診断し、治療計画を立てます。

 

②虫歯や歯周病治療
他の歯で虫歯があったり歯周病がある場合は手術の際に感染してしまったりするので、衛生上すぐに手術はできませんので、治療をして他の疾患を治します。
骨量の足りない方にもこの時点で骨の再生治療を行います。

 

③手術
人工歯根をあご骨に埋め込みます。手術の方法には1回法と2回法があり、患者さんのお口の中の状態でより良い方法を選んでいきます。
現在では、インプラントの種類も増えてきて2回法が主流になっています。
入院の必要は特にありません。

 

④治癒期間
手術後の縫合の抜歯と消毒を行い、インプラントと骨が統合するのを治療部位などによって異なりますが、3~7ヶ月ほど待ちます。この間、他の歯が倒れたりしないようにも仮歯を必要であれば入れますので日常生活や食事に支障はきたしません。
ただし、個人差があり、仮歯を入れられない方もいらっしゃいます。
あご骨とインプラントが統合するまでの間、1ヶ月毎の定期健診以外、通院の必要はありません。

 

⑤上部構造の設置または手術
1回法の方はあご骨とインプラントが統合しだい上部構造の制作を始めます。
2回法の方はフィクスチャー(ネジ)とアバットメント(歯の土台)の連結の簡単な手術を行います。

 

⑥上部構造のチェック
上部構造が出来上がったら噛み合わせに問題はないかなどのチェックを行います。

 

⑦定期健診
インプラントを長持ちさせる為にも適切なホームケアと定期健診が必要で3ヶ月~半年に1度のペースで予防処置と検査をインプラントだけでなく他の歯についても行っていきます。

 

インプラントのメリット

従来の歯科治療と比較して、インプラントのメリットは多くあります。

■食物などを噛む力が回復

入れ歯やブリッジは歯冠部分のみを再生するため、どうしても歯茎や他の歯に負担が掛かり強く噛むことができません。
しかし、インプラントは歯根部分と骨との結合により力強く噛め、歯根に直接噛み心地を伝えることができます。

■周りの歯を傷つけない

従来の治療法は、口の中の歯に欠損した箇所がある場合、健康な歯を削り、ブリッジ等で補ってきました。

例えば、部分入れ歯やブリッジは両側の歯にクラスプを掛けたり、歯を削ったりして固定する必要がありますが、インプラントは顎の骨へと直接固定するため周りの歯を削ることなどが減少され傷つける心配はありません。
しかも、歯根を支えている顎の骨は、歯根が無くなると退化してしまい、顔の形が変わってしまったり、残された歯が抜ける原因となったりもするのですが、歯根から埋め込むインプラントは骨の退化を防ぐ効果も発揮します。

また、人工歯なので虫歯になってしまうこともなく、定期的なメンテナンスしだいでは、半永久的に使用することが可能です。また見た目も自然な歯に仕上がります。

■体とのバランスがいい

現在では生体親和性を考慮しスクリュータイプのチタンの表面にハイドロキシアパタイト(HA)をコーティングしたものが主流になっています。
このチタンという金属は、医科では人工関節などにも使用されている最も体とのなじみがいい金属で、金属アレルギーの可能性が極めて低い金属です。

■審美性が向上

前歯のインプラント治療の場合は、見た目も奥歯や他の歯と比べて一番重視されます。例えば、前歯1本失った場合でも部分入れ歯などの留め金が見えると目立ちます。
またブリッジにした場合も歯と歯がつながっていて不自然に見える場合もあります。
やはり、見た目が悪いと笑顔にも自信がなくなってしまいます。
人それぞれ骨の状態も違いますし、歯の形も違います。
インプラント治療はオーダーメイド治療に対応でき歯の色や形もある程度応対ですます。